
序: 家の緩やかな片付け / Lazy with Home-Making
家の中はすぐに散乱してしまう。これは、仕事に忙殺されていたり、友人との予定に忙しかったりするのが、原因であることが多い。少し落ち着いてふぅーっと息ができる時に、自分の部屋を少し片付ける。その時の部屋の、空間の変化やその豊かさに何度でも感動してしまう。しかし、また時間が経つと家の中は散乱してしまう。わたしは、この繰り返しにこそ、今の暮らしにとって無くてはならない着眼点があるのではないかと思う...

他者の悲しみを悲しみきれない悲しみについて
遠い世界で起こる虐殺や紛争、あるいは目の前の人の痛みや悲しみ。「見えないこと・距離のあること」とどのように関係性を結んでいくことができるでしょうか?物を介して人に触れ、コミュニケーション以前の関係性を結ぶ方法として「コンタクト・ドローイング」と題した実践を行います。これは「他者の悲しみを悲しみきれないことの悲しみ」を起点としたワークショップです。

家の緩やかな片付け / Lazy with Home-Making
家の中の「片付け」はすぐ後回しになってしまいます。
仕事や余暇に忙しかったり、家事に育児にそれどころではないかもしれません。
きっちりと整っていることだけが、家の豊かさではないと思います。
生活や仕事の状況に合わせて、家を緩やかに片付ける。展覧会をとおして、そんな片付けのやり方を考えていきたいと思います。展覧会で行った片付けの記録や家事の歴史的、社会的背景のリサーチを展示し、多くの方との対話をとおして、今の暮らしにあったもっと楽しく豊かな片付けを探っていきたいと思います。

わが家以外 / Other than being at Home
遠い世界で起こる虐殺や紛争、あるいは目の前の人の痛みや悲しみ。「見えないこと・距離のあること」とどのように関係性を結んでいくことができるでしょうか?物を介して人に触れ、コミュニケーション以前の関係性を結ぶ方法として「コンタクト・ドローイング」と題した実践を行います。これは「他者の悲しみを悲しみきれないことの悲しみ」を起点としたワークショップです。

家の不在について/On Absence of Home
コンビニで食事をし、オフィスで働き、電車で寝、時には風呂さえも銭湯で済ます私達。家には寝に帰っているだけ…
生活はほとんど家なしで続いていく。私達にとって家ってなんなんだ?
そんな疑問に、Tabula Pressの雑誌の表紙を飾る静物画を一緒に作ることを通して、かたちを与えたいと思います。
静物画のモチーフとして、家にあるものを持ってきてくれた方には、ドリンクを差し上げます。
週の終わりには、写真家の築山礁太さんをお招きし、すっかりわからないものになってしまった家というものをどう捉えればよいのか、一緒に考えます。

Living Room by Tabula Press
YAU(有楽町アートアーバニズム)の公募採択企画で、出版プロジェクト「Tabula Press」が独自に発行するジャーナルの三週間限定オンサイト編集室を企画しました。今回のテーマは「Living Room(生きることの範疇)」であり、不安定だがのっぴきならない状況のうえで、くつろぎや安心、親密さを獲得する方法を考えます。プロジェクト設立者である三人各々の視点からテーマの翻訳を試み、ゲストを招いた企画、その記録、それらを製本する作業を、YAU CENTERに持ち込まれたテーブルの上で行います。三週間を通して、このテーブルにおける対話の記録が「Tabula Fragilis」Vol.01として完成します。
