わが家以外 / Other than being at Home

Week-2  わが家以外 / Other than being at Home

2024年8月19日(月)ー 24日(土)

遠い世界で起こる虐殺や紛争、あるいは目の前の人の痛みや悲しみ。「見えないこと・距離のあること」とどのように関係性を結んでいくことができるでしょうか?物を介して人に触れ、コミュニケーション以前の関係性を結ぶ方法として「コンタクト・ドローイング」と題した実践を行います。これは「他者の悲しみを悲しみきれないことの悲しみ」を起点としたワークショップです。

※こんな人におすすめ
「他者の悲しみを悲しみきれない悲しみ」を感じる人・悲しみをすこし抱えている人・不安定な社会に対する生き方や態度について考えてみたい人・人と近づくのが苦手な人・人に触れるのが苦手な人・腰を据えた「コミュニケーション」以外での人との関わりについて考えたい人

EXHIBITION - MAIL INTERVIEW  「解離」(ゲスト: 三野新) 

私たちが生きる世界において今さまざまに起こる問題に対し、ある時突然身体性を帯びたり、強烈な痛みを感じることがあります。自分の外側にあるはずの「痛み」について、つまりはその非当事者性のもとに、お互いの家という守られた場所から思考します。


WORKSHOP 「暴露」(ゲスト: 今宿未悠)

わたしもあなたもお互いに、あなた/わたしの悲しみを悲しみきれない。不安への暴露状態を想像し、「触れること」から、自らの有限性のうえでこの世界へ向き合うための態度を練習するワークショップです。

日時:  第1回 2024年8月21日 19:00-
     第2回 2024年8月24日08/24 13:00-
予約:  Peatixでの予約のみ
定員:  各回 15名
料金:  1000円
企画担当:Tabula Press(成定由香沙)

注意事項:
全員参加型のワークショップです。動きやすい格好でお越しください。また靴を脱いで実施するため、脱ぎやすい靴でお越しください。
以下について、該当される方はpeatixのアンケートにて事前にお伝えいただけますと幸いです。
・狭い場所、大きな音、他者との接触がそれぞれ苦手な場合(一部、狭い部屋で大きな音を聞く場面、参加者同士での接触があります。)
・撮影不可、媒体に掲載不可の場合(アーカイブ記録のための撮影が入り、実施内容はジャーナル「Tabula Fragilis vol.01」に掲載される可能性があります。)


三野新(みのあらた)

写真家、舞台作家。Interdisciplinary Artist. 福岡県生まれ。周縁化された場所やものに残る記憶や風景を繋ぎ、「ここ」と「あそこ」の中間項を見つけ前景化させることをテーマに研究と実践を行う。主に自身で撮影した写真・映像をもとにフィクションを作り、それを自己と他者の身体、様々なメディアを通して発表するなど、領域横断的に活動している。2011年早稲田大学文学部演劇映像コース卒業、2017年東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程修了。博士(美術)。2022年から2023年までAsian Cultural Councilの助成を受け、ニューヨークに滞在。現在は東京と神奈川を拠点に活動。


今宿未悠

2000年、東京都生まれ。詩とパフォーマンスアートの領域を往還する。
他者や他物と関係を結びあい、あたらしい知覚、思考、行為に遭遇するために、装置や状況を作りそれらに巻き込まれるような身体的実践を行う。実践によって遭遇した知覚、思考、行為を記憶し、再構成し、更新するために、詩を書くことを試みている。主な受賞に、第一回西脇順三郎賞新人賞、主な出版物に、詩集『還るためのプラクティス』(七月堂)がある。


 

企画概要

YAU公募 vol. 02 「Living Room by Tabula Press」

企画:Tabula Press
開場時間:12:00-19:00
休廊日 :木曜日
会場:YAU CENTER 
(東京都千代田区丸の内三丁目1-1 国際ビル1F)
入場料:無料

主催:
有楽町アートアーバニズム YAU、Tabula Press
出展:
Tabula Press(北垣直輝、曽根巽、成定由香沙)
マネージャー・コーディネーター:
築山礁太、武田花、山本さくら、村松里実(以上、YAU)
協力・印刷:
Hand Saw Press


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